RYOGA1016HL 分解清掃

ふくちん@りっぷ

2015年05月29日 19:12



愛機RYOGA1916HLなのですが、巻くとカタカタと変な音がするので分解清掃することに。

今回は行けるところまで行ってみようということで、展開図を引っ張り出してきたり、ネットで情報を漁ってみました。


メーカーは分解を推奨しておりませんので、もし挑戦する場合は自己責任でお願いいたします。

長いので、続きを読むをクリックしてみてください。
サイドプレート・スプールを外して、ハンドル廻りからばらしていきます。
ハンドルロックプレートスクリューを外して、ハンドルロックプレートをはずします、

薄ナットのハンドルナットを舐めないようにゆっくり回して外します。

はずしたネジなどはなくさないようにトレー等においておくのがいいです、(100均一の磁石付き皿も便利です。)

ドラグも回していけばとれます。


ハンドル・ドラグがはずれました。

次はメカニカルブレーキノブを緩めて外し、ピニオンシャフトを引き抜きます。
メカニカルブレーキノブの内側か、ピニオンシャフトの上に円形のプレートがグリスで張り付いているとおもうので、
順番を間違わないように気をつけます。(メカニカルブレーキノブの内側に貼り付けてしまうのが楽


ヘックスレンチでスクリューを3つはずせば、ギアボックス部が現れます。
このときに2つあるクラッチスプリングが飛んでいかないように気をつけます。

ドライブギアを外すときなのですが、RYOGAの特徴でもあるドラグクリック音。
その音を出す仕組みがドラグ内部にあるのですが。
その小さなピンとスプリングが、たぶん一度見失うと絶対に見つからないくらい小さいです。
写真とってないのは、そもそもドラグはバラしませんでした。(怖いので・・w

怖いところはばらさない、これ大事。

ドライブギアを外したら、ラチェット等も外します。
どうも、このラチェットがハンドル回転時にストッパーと干渉していた模様。
カバーを完全に閉じた状態でしか異音はしないので、想像ですが。


ギアシャフトはウォームギアの隙間から見えるスクリューを2本はずすと取り外せます。


さて、こいつが今回の異音の原因になっていたであろうストッパー。Eリングをはずすと取れます。
Eリングは飛ばさないように注意。

ギアシャフトを外したところ。

ウォームシャフトギアーを外します。

金色のウォームシャフトプレートをはずしてウォームシャフトまわりを分解します。
このへん、作業に必死で写真を撮り忘れました。
NO.72のレベルワインドポストカラーを外すのに多少コツが必要でしたね。

分解後の様子、もう一息です。


ばらしたレベルワインド周り、すごく汚れています。
ここは巻き重りの原因にもなっていたでしょうたぶん。

つぎにクラッチ廻りを分解します。
キックレバースプリングは強いので、はずすときに周りを傷つけたり飛ばないように注意します。

クラッチが外れました。
ピニオンボールベアリングもドロドロです。
洗浄してグリスアップしてあげたほうがよさそうです。
新型のリールは、こういったあたりがマグシールド化されているんでしょうねきっと。

クラッチレバープレートをはずします。
おそらくRYOGAのなかで一番ひ弱な部品です。つめを割らないように注意。

これでとりあえず折り返し地点に到達です。
怖いところはばらしません、ワンウェイクラッチとか。

CNC加工のフレームは美しいですな~、THE造形美
脱脂して細かいところも綿棒などできれいにします。


今度は反対の順序で組んでいきます。
例によって写真忘れがちです、、、というか組み立てほどんどわすれてる。

左が新品のストッパー、右が破損したもの。
たったこれだけのことなのですが、精密に組み上げられたリールにとっては異音の原因となってしまっていたようです。

ストッパーを無事交換。
しかしこのEリング、かんたんに外す方法ないんですかね。
わたしはピンセットで押してとっているのですが、フレームを傷つけそうになります。



ウォームシャフト周りは洗浄してすっきりしました。
真っ黒になっていましたからね・・・・

リールも広義でいえば消耗品なんだなと思いました。
いくら高価なリールでも摩耗するところは摩耗します。

こまめにメンテすることで、寿命を伸ばしてあげられればいいなと。


パーツ交換後は異常もなく巻き心地も良くなりました。
メーカーでのオーバーホールだと、もっと良くなるんでしょうけど、
勉強も兼ねて今回は自分でやってみました。

今度やるときまでには、もうすこしケミカルも揃えとかないとなぁ。




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